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相続対策は時間軸とライフプランで考える!

目安時間 8分

相続対策を考えるとき、現在地だけの狭い視野で
ただ節税のことだけを考え実行すると失敗してしまいます。

 

人生で資産管理をする期間の全体を見通して、
ライフプランを考えることで

目的や目標をみつけ、そこから現時点に立ち返り
節税対策だけでない
相続の全体計画をたてて実行していくことが重要です。

 

人生の資産管理の局面には

 

資産形成期→資産運用期→資産保全期→資産承継期

 

という局面があり、そのそれぞれの局面で
どう相続について向き合っていくのが
良いかを見ていきたいと思います。

 

資産形成期・資産運用期

【働いて収入が入り始める20代前後から60代くらいまで】

 

働いて稼いだ収入の一定割合を貯蓄、運用していくことで
資産を形成していくとともに、先祖から受け継いだ財産も
あわせて資産を形成していく時期になります。

 

ライフプランをつくることで、
お金に関する不安を解消すると共に

目的を見つけ、その目的を実現するための目標
に沿って、資産運用計画を立てていきます。

 

ライフプランから

 

いつまでに?
長期継続して運用できる資産運用額は?
どの割合で資産の種類を分ける?(ポートフォリオ)

 

といった資産運用計画をたて

計画的に実行していきます。

 

そして、

目標に沿って運用の成果が出ているか、市場分析を
踏まえ運用状況の確認を定期的(半年ごと位)に
行い運用のリバランス(微調整)をしていきます。

 

築いた資産の状況を把握し市場分析を踏まえ、定期的な
確認・見直しを行うことが価値ある優良な財産を
持ち続けることにつながります。

 

特に不動産資産は、その価値を
適切に分析・整理・管理しながら
価値ある財産として
次世代に引き継げるよう
早めに相続の準備を意識し始めることが大事です。

 

資産保全期

【60代~70代前後】

 

築いた優良財産を守り、次世代へ引き継ぐ準備をします。

 

ここでのポイントは、金融資産に関しては大きなリターンを
求めて大きなリスクを取るのではなく
インフレ率に負けないことを最低限に、
価値の保全の資産運用をしていきます。

 

財産の価値を下げずに、

相続税評価を圧縮
→現金を不動産に変えたり、保有不動産を収益化したり

 

次世代への所得や財産移転
→暦年贈与や相続時精算課税贈与他

 

なども考慮し
総合的に優良資産の価値を減らさず
次世代に承継できる計画をたて
実行していきます。

 

資産承継期

【65歳前後~75歳前後】

金融資産・不動産などの財産の現状を把握するとともに
それぞれの財産の分析をしていきます。

 

特に不動産資産については、市場分析に
より、整理や組み換え財産を見つけ出します。

 

金融資産については、引き続きインフレに負けないよう
リスクをとらない運用を続け、財産の保全を継続します。

 

そして、次世代への財産の分け方を考えます。

 

その分け方と承継プランは
できるだけ「遺言書」に残すのが望ましいです。

 

必要な場合は「家族信託」も検討します。

 

その計画に沿って相続税がかかるなら、納税資金対策と
節税対策も行います。

 

次世代に生前贈与をする場合には、
自身のセカンドライフのライフプランを作り
そのライフプランの実現に

問題のない資産額を見極め、

残りの資産で贈与計画をたて実行していきます。

 

実行するタイミングは早ければ早い程、

大きな資産を少ない贈与税額で
次世代に移転することができ、

同時に相続税の節税も可能になります。

 

不動産対策は時間軸が重要

不動産対策もライフプランと時間軸を考えて
すすめていくことが重要です。

 

不動産資産は、
分けにくく、すぐに現金に換えることができない
という特徴があります。

 

また、不動産の価値は一定ではなく、
社会的な動向や建物が経年劣化するなど
その不動産自体の要因で
価格は変化していきます。

 

少し前は評価されていた不動産でも
市場の動向により、今は価値が半分になってしまったり
持ち続けるだけで逆に負の動産になってしまっている
不動産もあります。

 

これからは日本の人口減少にあわせて
多くの不動産は価値を下げていくと思われます。

 

一方で
一部の立地の良い不動産は価値を維持ないし
上げていく不動産もあるでしょう。

 

又、価値は低くても貸すことができて収益の上がる不動産
あります。

 

その不動産の価値を適切に分析して
整理売却、収益不動産として活用、そのまま貸す
組み換え(他の不動産に買い換える)などで

価値ある財産を次世代に引き継げるように
していきます。

 

不動産を分析した結果は、以下のように4つに分類できます。

 

1,優良・守る不動産
2,資本改善する不動産→築古アパートのリノベや建て替え等
3,収益改善する不動産→更地を駐車場にしたりアパートを建てたり等
4,整理組み換えする不動産→売却や他の不動産に買換える等

 

上記に沿って相続の不動産対策も早めに
計画的に実行することで効果も大きくなります。

 

おわりに!不動産対策と贈与対策は早いタイミングで!

相続対策では
不動産対策と贈与対策は、早めに実行することで
効果も大きくなります。

 

一方で、
早すぎても自身のセカンドライフのライフプラン
うまくいかなくなってしまう場合もあります。

又、不動産の価値や有価証券の価値なども
変化しまうので、遺言などの分け方が
相続人間で不平等になってしまい
家族関係に禍根を残してしまう場合もあります。

 

長い人生のライフプランの中で
どのタイミングで相続対策を意識し
どのように進めていけば良いかの
イメージ付けの参考にしてみてください。

 

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ファイナンシャルプランナー塩川

ファイナンシャルプランナー塩川

・CFP(FP上級資格) ・NPO法人相続アドバイザー協議会 認定会員 ・不動産後見アドバイザー(全国住宅産業協会認定) ・高齢者住まいアドバイザー(職業技能振興会認定) ・宅地建物取引士  ・証券外務員1種

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