遺言書、相続税対策、生前贈与、土地評価、登記など。
家族信託は認知症対策という イメージを持っている方が多いと思います。 でも、認知症対策には、成年後見制度もあり その違いが分かりにくい部分があります。 どのような場面で家族信託を使うのが良いのか また家族信託のデメリットについてまとめました。 家族信託とは 家族信託とは、家族による財産管理の方法(契約)です。 財産を 受益権(財産から利益を受…
資産家が資産管理会社をつくることで、 所得税や相続税の面で有利になることが多くなります。 その効果と メリット、デメリットについて まとめてみました。 資産管理会社とは 資産管理会社とは、個人が所有する 不動産や有価証券、預金や金等といった 財産を保有して管理運用する会社を言います。 資産家である個人が管理会社を設立し、 その個人で保有していた財産を その…
昨今遺贈寄付という言葉を 良く耳にするようになってきました。 その関心の高まりにあわせて 今回は遺贈寄付のことについて その進め方 と メリット、デメリット について まとめてみました。 1,遺贈寄付とは 遺贈寄付とは、個人が遺言によって遺産の全部、 または一部を公益法人や自治体、NPO法人、学校法人、 などの公益団体に寄付をすることをいいま…
不動産は相続財産の中でも大きな割合を占め、相続税対策において非常に重要な役割を果たします。 現金と比べて相続税評価額が低くなる特性を活かせば、相続税の負担を大幅に軽減することが可能です。一方で、不動産は分割が難しく、納税資金を現金化しにくいという課題もあります。 そこで本記事では、不動産を使った相続税対策の具体例として「購入による評価減」「借入を利用した投資」「賃貸物件…
借地権は、土地を所有していなくても資産価値が認められ、相続税の課税対象となる重要な財産です。 特に都市部では借地権付き住宅が多く、相続時には評価額の算出や手続き、地主の承諾など、所有権とは異なる複雑なポイントを理解しておく必要があります。 本記事では、普通借地権・旧法借地権・定期借地権の違い、相続時の名義変更や譲渡承諾料、相続税評価額の計算方法、さらには売却や返還の際の…
認知症や判断能力の低下は、財産管理や生活の質に大きな影響を及ぼします。 これに備える制度として「法定後見」「任意後見」「家族信託」がありますが、それぞれの特徴や目的は異なります。 本記事では、成年後見制度の基本から、家族信託との違い、制度の選び方のポイントまで詳しく解説し、あなたや家族が安心して老後を迎えるためのヒントを紹介します。 成年後見制度とは? 成年後見制度は、…
不動産を相続前に売却するか、それとも相続後に売却するかで、税金や手続き、家族間のトラブルリスクは大きく変わります。特に相続税評価額と譲渡所得税の仕組み、3,000万円控除や取得費加算の特例などを正しく理解しないと、大きな税負担や不利益が発生する可能性があります。本記事では、相続前と相続後の不動産売却のメリット・デメリット、税制上の優遇策、判断ポイントを分かりやすく解説します。 相続前と相続後の不動…
「相続税をできるだけ減らしたい」「子や孫に早めに財産を渡したい」──。 そんな方に活用してほしいのが、生前贈与の非課税制度です。 2025年現在、日本では資産が上の世代に偏りがちですが、非課税制度を活用すれば、若い世代への資産移転をスムーズに行い、同時に相続税対策にもつなげることができます。さらに、住宅取得や教育資金、生活費のサポートなど、目的に応じた制度を組み合わせることで、最大限の節税効果を狙…
相続対策を考えるとき、現在地だけの狭い視野で ただ節税のことだけを考え実行すると失敗してしまいます。 人生で資産管理をする期間の全体を見通して、 ライフプランを考えることで 目的や目標をみつけ、そこから現時点に立ち返り 節税対策だけでない 相続の全体計画をたてて実行していくことが重要です。 人生の資産管理の局面には 資産形成期→資産運用期→資産保全期→資産…
2024年4月1日から、「相続登記の義務化」 がスタートしました。 これまでは、相続で不動産を取得しても登記(名義変更)をしないまま放置しても罰則はなく、その結果、所有者不明土地 が全国で増加し、大きな社会問題になっていました。 改正不動産登記法により、これからは 相続開始または所有権取得を知った日から3年以内 に相続登記をしなければなりません。正当な理由なく怠った場合、10万円以下の過料 の対象…
ファイナンシャルプランナー塩川
・CFP(FP上級資格) ・NPO法人相続アドバイザー協議会 認定会員 ・不動産後見アドバイザー(全国住宅産業協会認定) ・高齢者住まいアドバイザー(職業技能振興会認定) ・宅地建物取引士 ・証券外務員1種